この医薬品を使用すべきでない場合：
この薬は、誰でも使用できるものではありません。リザトリプタンにアレルギー反応を示したことがある方、あるいは心臓病、狭心症、虚血性腸疾患、末梢血管疾患を患っている方、心臓発作、脳卒中、または一過性脳乏血発作(TIA)の病歴がある方は、使用しないでください。

この医薬品の使用法：
錠剤, 水溶性錠剤

• 薬の使用量について医師から指示があります。指示された量より多く使用しないでください。 リザトリプタンは偏頭痛がある場合にのみ、使用してください。
• 頭痛が良くなったが再びひどくなった場合、もう 1 度服用してもかまいません。再び服用するまで、少なくとも 2 時間空けてください。薬を飲んでも頭痛がまったく良くならない場合は、医師に連絡してください。
• 錠剤:コップの水と一緒に飲み込みます。押しつぶしたり、割ったり、噛んだりしないでください。
• 崩壊錠を使用する際は、必ず乾いた手で錠剤に触れるようにしてください。容器のホイルをはがして錠剤を取り出します。錠剤でホイルを押し破る方法は避けてください。口の中に錠剤を入れると、錠剤が溶けたら、そのまま飲み込むか、コップ 1 杯の水を飲んでください。
• 薬の説明書をよく読み、それに従ってください。質問があれば医師または薬剤師に相談してください。
• 薬は密閉容器に入れ、高温や直射日光、湿気を避けて室温で保管してください。

避けるべき医薬品および食品：
OTC 薬やビタミン剤、ハーブ系製品などの医薬品を使用する際は、医師または薬剤師に確認してください。

• 偏頭痛のため、過去 24 時間に別のトリプタン薬または麦角薬（アルモトリプタン、ジヒドロエルゴタミン、エレトリプタン、エルゴタミン、フロバトリプタン、メチセルギド、ナラトリプタン、スマトリプタン、ゾルミトリプタンなど）を飲んだ場合、この薬を使用しないでください。
• 過去 2 週間以内にモノアミン酸化酵素阻害薬（MAOI）を使用した場合は、この薬を使用しないでください。
• 一部の薬はリザトリプタンの作用に影響することがあります。プロプラノロールまたはうつ病の薬を服用している場合は、医師に伝えてください。

この医薬品の使用中の警告：

• 妊娠中または授乳中の方、腎臓病、肝臓病、糖尿病、高血圧、高コレステロール、フェニルケトン尿症（PKU）を患っている方、あるいは心臓病、心臓発作、血液循環障害、または脳卒中の家族歴がある方は、医師に伝えてください。喫煙する方は医師に伝えてください。
• この薬は次のような障害を引き起こす場合があります:
  
  • 心拍異常、心臓発作、または脳卒中のリスクが高くなる
  • 血管のけいれん
  • セロトニン症候群（特定の他の薬剤と併用した場合、可能性が高まります）
  • 高血圧
• この薬によりめまいや眠気が生じる場合があります。この薬の効果を十分に知るまで、乗り物を運転したり、または危険な行動を取らないようにしてください。
• 頭痛薬を 1 ヶ月に 10 日以上使用すると頭痛が悪化することがあります。症状が改善しない、または悪化した場合は医師に相談してください。
• 薬はすべて子どもの手の届かないところに保管してください。薬を他の人と共有しないでください。

この医薬品の使用中に生じる可能性のある副作用：
次の副作用が見られる場合は、ただちに医師に連絡してください。

• アレルギー反応：かゆみやじんましん、顔面や手の腫れ、口やのどの腫れまたはうずき、胸の圧迫感、呼吸困難
• 不安、落ち着かなさ、発熱、発汗、筋肉のけいれん、吐き気、嘔吐、下痢、幻聴または幻覚
• 胸の痛み、呼吸障害、異常な発汗、失神
• 心拍が速いまたは遅い、動悸、不整脈
• 手足のしびれまたは冷え
• 体の片側のしびれや脱力感、視覚、発話、または歩行の障害
• 重度の胃痛、出血性下痢、吐き気、嘔吐
• 胸部、頸部またはあごのこわばり、または不快感
• 通常の偏頭痛にはない失明や視力の変化

次のさほど深刻でない副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

• 眠気、疲労感

この薬が原因と思われる副作用が他にも見られる場合は、医師に伝えてください。
副作用についての医学的指示は、医師にご連絡ください。副作用が起こった場合は、FDA（1-800-FDA-1088、米国内電話番号）までご報告ください。